水分補給になりにくい飲み物
2017年05月16日
これからの季節、気温が高くなり汗をかく事も多くなってきます。
そこで水分補給のお話。
体内の水分が不足すると血液が粘りのある状態になり、全身の循環が悪くなって全身の機能低下を招きます。
便秘や頭痛、精神的なイライラも水分不足が引き起こす症状です。
最悪の場合、水分不足が原因で脳卒中や心筋梗塞、熱中症を引き起こします。
普段からコーヒーや緑茶を飲んでるから大丈夫だと思っておられる方も多いようですが、
これらの飲み物にはカフェインが含まれているので摂り過ぎはあまり良くありません。
カフェインには利尿作用があるからです。
一般的な飲み物のカフェイン含有量
種類 | 1杯あたりのカフェイン量 | 100ml中のカフェイン量 |
---|---|---|
玉露 (150 ml) | 150 mg | (120 mg) |
コーヒー (エスプレッソ)(50 ml) | 140 mg | (280 mg) |
コーヒー (ドリップ)(150 ml) | 135 mg | (90 mg) |
コーヒー (インスタント)(150 ml) | 68 mg | (45 mg) |
栄養ドリンク (100 ml) | 50 mg | (50 mg) |
コーラ (500 ml) | 50 mg | (10 mg) |
抹茶 (150 ml) | 45 mg | (30 mg) |
ココア (150 ml) | 45 mg | (30 mg) |
紅茶 (150 ml) | 30 mg | (20 mg) |
ほうじ茶 (150 ml) | 30 mg | (20 mg) |
ウーロン茶 (150 ml) | 30 mg | (20 mg) |
緑茶 (150 ml) | 30 mg | (20 mg) |
玄米茶 (150 ml) | 15 mg | (10 mg) |
残念ながらアルコールも要注意です!
ビールはアルコール度数が5.0~5.5%程度と低く、水分を沢山含んでいるので、
水分補給になるようなイメージがありますが、含まれているカリウムが新陳代謝を活発にさせるという効果も加わり、
他のお酒より利尿作用が強くでます
お酒別のカリウム含有量(100ml当たり)
赤ワイン | 110mg |
白・ロゼワイン | 60mg |
紹興酒 | 55mg |
梅酒 | 39mg |
ビール | 34mg |
発泡酒 | 13mg |
日本酒 | 5mg |
ウィスキー・ブランデー | 1mg |
焼酎 | 1mg以下 |
この表はあくまでも100ml当たりの含有量ですので注意してください。
今回は『摂り過ぎ』による副作用を書きました。
利点もたくさんある飲み物ですので、『摂り過ぎ』に注意してください