ドケルバン病
2019年06月04日
ドケルバン病という病気の名前を聞いたことがありますか?
以前は、美容師さんやピアニストさんなどに多い「職業病」とも呼ばれていましたが、最近になって一般の人にも増えています。その理由はスマートフォンにあります。
スマートフォンの画面操作する時、片手でスマートフォンを持って、持った方の親指で操作していませんか?また自分の手の大きさに合わない大きなスマートフォンを使用していませんか?
実は、この何気ない動作が親指や手首に負担をかけています。
ドケルバン病とは、親指と手首を繋いでいる2本の腱や、その2本の腱を覆うトンネルのような腱鞘が炎症を起こしている状態です。(別名:スマホ腱鞘炎)
症状
①親指を動かしたり、力を入れたりすると、親指側の手首が痛くなる
②親指側の手首あたりが腫れる
③重度の場合、力が入らなくなる
治療法
軽症であれば、患部を安静にする事で痛みや腫れなどの症状が改善します。しかし、腱鞘の炎症が重症であったり、再発を繰り返すようであれば手術の可能性もあります。
予防法
スマートフォンの使用を控える事はもちろんですが、自分の手のサイズにあったスマートフォンを選ぶ事も重要です。また親指の付け根部分をマッサージすることも有効です。(痛みのある部分は避けてください)